食べながら歩くという事に、絵理はどこかしらの新鮮味を感じながら図書館に向かう。
緊張して入った図書館は日本とさしたる変わりはなく少々、拍子抜けだった2人だがその広さには感嘆した。
「土地が有り余ってるだけあって広いな」
「うむ、これだけあると読了にどれほどかかるのか」
陣の声に感心しつつ応えるが、若干の違和感ある返答に目を据わらせる。
「いや、誰も全部読まねえって」
「読んではみたいな」
陣は2人ほど本の虫ではないため、本の数と広さに驚きはすれど全て読みたいとは少しも思わない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…