食べながら歩くという事に、絵理はどこかしらの新鮮味を感じながら図書館に向かう。 緊張して入った図書館は日本とさしたる変わりはなく少々、拍子抜けだった2人だがその広さには感嘆した。 「土地が有り余ってるだけあって広いな」 「うむ、これだけあると読了にどれほどかかるのか」 陣の声に感心しつつ応えるが、若干の違和感ある返答に目を据わらせる。 「いや、誰も全部読まねえって」 「読んではみたいな」 陣は2人ほど本の虫ではないため、本の数と広さに驚きはすれど全て読みたいとは少しも思わない。