ベリルは見取り図を確認し昨夜、邸宅内外を見て回った結果、トラップを仕掛ける数を決めていた。
「あのようなもので良かったのでしょうか」
執事の佐伯は、早朝に頼まれて手渡した物品を思い起こし口の中でつぶやいた。
罠については一応、全員に伝えておくようにと言われたが……。
とてもあのようなものが罠になるとは考えられない。
しかし、彼は傭兵だと言うのだし、何か方法でもあるのだろう。
佐伯は意識を切り替えて自分の仕事に戻った。
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