数十分後、

「はぁ? 不老不死?」

 陣から素っ頓狂な声が上がる。

「ベリルさんが?」

 庭の蛇口で血を洗い流しているベリルに目を丸くした。

「あまり口外したくないのだがね」

 そりゃそうでしょう、それが本当だったらとんでもない事に──

「もしかして、胸を撃たれたのって防弾チョッキとかじゃなくて?」

 まだ呆然としている陣に口角を吊り上げる。

「本当に撃たれてたんですか!?」

「衝撃を吸収する素材を着ている」