その後は綿飴を食べて、フランクフルト食べて、じゃがバター、たこ焼き、クレープ、かき氷などなど……。
食べてばっかりだけど、美味しそうなんだから仕方ない。
「あっ、くじ引きがあるよ。一回引こう」
「当たりが出るといいですね」
早速くじを引いてみた。くじの番号は125番。あぁ〜、これはハズレだね。
店員に渡せば、予想通りアニメのクリアファイルを渡された。
「おっ、お兄さん大当たりだよ!はいよ、特大ネコ、持っていきな!」
何ですとぉ!?
私の身長の三分の一はありそうな特大ネコを抱える先生。格好が格好なだけあって、怪しさ満点だ。
「ははっ、お兄さん似合わないねぇ」
「えぇ。これは彼女にあげることにします。はい、どうぞ、ちぃ」
「えっ、いいの!?」
「勿論」
「やったぁ!!有り難うっ」
私はネコを抱きしめる。ふわふわのもふもふで気持ちいいっ。
「お兄さんやるねぇ」
「あっ、エバート、クラスメイトが来るよ、逃げよう」
「えっ、わかりました」
「また寄っといで〜」



