「そうなの?」
「はい。滅多に怒らないので、周りではたまに仏のようだと言われてます」
「へぇ、会ってみたいなぁ」
私はラーメンを食べ終わり、器を返すために立ち上がって歩き出す。
そこで、ばったり会った。
「あ」
「あ」
先生だ。周りに女性の姿はない。自力で頑張ったんだ、すごいなこの人。
とりあえず器を返した。
「千鶴ちゃん、どうやってラーメン頼んで……」
「どーもこんにちは」
先生が疑問を投げかけてる途中で、智也さんが現れた。その表情を見るに、どうやらただの知り合いだと思ってるらしい。
「え、あの、この方は……?」
先生の方はかなり動揺してる。
「ちょっと前に屋内で知り合いました。砂糖 智也って言いますー。ね、千鶴ちゃん」
「はい」
智也さんが私の肩に手を回した。先生はそれを見て、少し眉を寄せる。



