「混んでるねー」
「混んでますねー」
さっきロッカールームに行った時に軽く自己紹介したから判明した砂糖 智也さんは、私の手を繋ぐ。
え、漢字の変換違うって?
それ私も思ったけど、合ってるみたいだよ。
「はぐれないように、ね」
爽やかなスマイルを浮かべた智也さんは、うん、イケメンかな多分。
いやイケメンなのか?
毎日先生の顔見てたから感覚おかしくなったかな。
「どれから行きます?」
「あっちの波が出てる奴行こうよ」
それから色んな所で遊び、時間は流れてお昼になった。
それまで一回も先生に遭遇しなかった。見かけもしなかったし。流石、県内最大のプール。



