―翌朝―





結局ぐっすり寝れました。それはそれは快眠でした。



「今日帰ったら明日から仕事かぁ〜。嫌ねぇ、大人って。私も夏休みほしいわぁ」



「へんっ、夏休みってのは自由を生きる子供の特権なんだよ!私達のパテントなんだから」



「千鶴ったら、馬鹿みたい」



「大人になったら絶対思うわよぉ、夏休みほしいって」



「そうですね、夏休みほしいです」



「でしょぉ?エドちゃんもそう思うわよねぇ〜」



そんな下らない話をしながら帰った、とある初夏の日。



思い出一つ、また増える。