先生と私の珍戦争




私は素早くジャージに着替え、先生に仕事の再開をしてもらうべくテントを出た。



そしたら、美鶴がこれ見よがしに目の前で先生といちゃついてたモンだから、私は再びテントへイン。



え、怒ればいいじゃんって?



素直に怒れたら人生楽だよね!お生憎様、私は素直ではありませんので。



「ちーづるっ、着替え終わったなら出てくれば?」



美鶴の明るい声が、テント越しに聞こえた。仕方ないなぁ……。



私はノロノロとテントを出、二人には目もくれず、濡れた服を持ってお母さんの元へ直行。



「お母さん、どこに干せばいい?」



「そうねぇ、そこの竿にでもかけてなさいな」



言われた通り竿にかけた。早く乾いてくれよ、マイウェア。