「ちょっと千鶴、いつまで寝てる気?この私が、わざわざ来てあげたのよ?」 「知るか!! いつまでも寝てるのっ。邪魔しないで」 「酷いわ千鶴!」 わっと泣き出す美鶴。あんたは駄々をこねるガキかっつーの。 「その嘘泣きに騙される程、私あんたと一緒にいなかったっけ?」 「もう千鶴には通用しないわね」 「大分前から通用してないけど。つーかあんた暇なの?」 「違うわよ、お母さんや叔母さん達が盛り上がって、明日から皆でキャンプ行くんですって。 今日私達はお泊まりに来たの」 「キャンプゥ?」