「せ、先生……?」



「何でもありません。それより千鶴ちゃん、起きて下さい、お願いします」



先生は机から顔を上げずに喋る。



「嫌っス。楽したいっス」



「駄目です起きなさい」



「何で起きなきゃならないんですか」



「……その、スカートがギリギリな感じが、中々……」



「変態!!」



「見ないでやってるじゃないですか馬鹿!」



「うるさいロリコン!!」



「まだ起きてないんですか!?いいから早く起きなさい!」



「先生が見なきゃいいだけです」



「千鶴ちゃん!」



「勉強疲れがたまってるんですぅ!」



「じゃあせめて僕の白衣を被ってなさいっ」



先生から白衣を投げ渡された。暑いけど仕方ない、我慢してやるか。