時は過ぎて学校着くと、教室の中は誰もいなかった。
丁度体育の時間だから、当たり前か。今から行くのもダルいし、教室でサボってよ。
そう思った矢先に、教室の扉が開いた。
く う き よ め よ!!
この教室に入ってくる人物なんて、心当たりが一人しかいなく咄嗟に隠れたはいいものの、多分意味はない。
「……えっと、何、してるんですか?」
ほらね……。
私はノロノロと顔を出し、入ってきた空気の読めないバカ野郎を睨む。
金髪碧眼、しかも色白で、26歳のくせに20歳にしか見えない究極の童顔の持ち主、エドガー・ローゼンバーグ。
頭良くてスポーツ万能で更には外人で顔もいい(好みではない)って、嫌味だよね。
存在自体が嫌味なんだよぉぉぉぉ!!



