ご飯も食べ終わって部屋に帰る。勉強とかしたくねぇ〜。
「そろそろ帰らないと、自分の仕事が出来ませんね」
「あ、帰るの?そっかぁ、さ〜みし〜いなぁ〜」
「……やっぱりまだいることにしましょうか」
「や、ごめん、先生。私が悪かったさ。だから先生は自分の仕事してきなよ。
頑張るから」
「その言葉が真意だと嬉しいんですが」
「だいじょぶだいじょぶ、約束する」
「……かなり信用なりませんが、一応信じます」
「酷いっ」
「では、千鶴ちゃん」
先生は片膝ついて私の手を取ると、そっと手のひらにキスをした。
え、そこは手の甲じゃないの?
「勉強して下さいね」
「何で手のひら?」
そう聞いても、先生は笑うばかりで答えてくれなかった。
何様だゴラァァァァ!!



