「……あのね、エドガー?」



私は顔を赤くさせ、もじもじと恥じらう乙女を演じる。



「な、何ですか?」



私は昔から演技が得意で、よく先生を騙してきた。おかげで、すぐ見破られるようになった。



けどどうやら、可愛い演技はスルーするらしい。



え、何だって?自分で可愛いとか言ってんじゃねぇ、だと?



うるさい!!



「私ね、その……」



うるうると上目遣いで見上げれば、先生は目をあちこちに泳がせていた。



「エドガーのこと、」



私はニッコリと微笑んだ。




「変態ロリコン大魔人だと思ってるよ」




「そういう展開だと判ってましたけどね!?」



「でも可愛かったでしょ」



「えぇまぁ、あそこで好きとか言われたら恐らく僕の理性は崩壊してたと思います」



「アイス返せ変態!!」