「それより私、ご飯食べてないんだよね。お腹減った」
「じゃあ僕が作りますよ」
「え、いいの?」
「はい。千鶴ちゃんはゆっくり待っていて下さい」
「やった〜」
私達はリビングに降りた。私はテーブルに、先生はキッチンに。
因みに言うけど、私は料理が出来ないわけじゃない。むしろ達者な方だと自負している。
少しすると、リビングが美味しそうな匂いで一杯になった。いやー、お腹がすく。
先生は一人暮らしで自炊に慣れてるから、美味しいんだよなー。
てか家の中誰もいなくね。皆どこ行ったんだ一体。私達を置いてけぼりにするなんて。
「はい、どうぞ」
「わーい、いただきます」
出された物はチャーハンだった。パラパラで油っこくない、程よい味付けのチャーハン。
負けたと思うのは何故だ。
「美味しいですか?」
「うん、文句なし」
「良かった」
うーん、これは女子としては非常にまずい。もっと腕を上げないと。



