「先生、参考までになんですけど、先生は何を貰ったら嬉しいですか」
「そうですね。僕は物欲がないのでわかりませんが、貰えただけでも案外嬉しいものですよ」
去年も確かそんな感じの答えだったなぁ。もう何あげればいいかわかんなくなって本人に聞いたのに、何でもいい的な答え出されてさ。
「それが例え少女アニメのフィギュアでも?」
「……それは……」
言葉に詰まる先生。そんなの貰っても全然嬉しくないだろ。オタクなら喜ぶか。
「嬉しくないですよねー」
「……はい」
素直に認めた。
いやしかし本当にどうしよっかな。予算内で収まり、かつ安っぽくなくていいと思える物。
毎年の課題だわー。
「ぼちぼち決めるか」
焦っても何も見えないし。まだまだ日にちはあるんだから。
「彼氏さんはさぞかし楽しみでしょうね」
「それプレッシャーになるから。そういう先生こそ、彼女さんへのプレゼントどうするんです。きっととても楽しみにしてますよー」



