きっとどこにでもある光景だったと思う。 それでもこんなに懐かしく思うのは、きっとどこまでも暖かかったから。 決して裕福で何でも出来るような生活でもなかったけど。 剣を交える音がして、認めてくれる友がいて。 それが楽しくて仕方なかった。 それが当たり前に訪れる日常だったんだ。 まだ戦とは程遠い、柔らかな喧騒があった頃。 ただひたすら笑っていられたあの時。 世の中の流れとか未来とか。 そんなことを考えるより、ただ目の前の幸せを全身で感じていた。