ユーダイの車の助手席に乗りある場所に向かって発車した。



「どんくらい大きくなってっかな?」

「う~ん、まだ2か月だから小さいと思うけど…」



 ユーダイは「そっか」と自分に理解させるように呟き黙ってしまった。


 それから会話がうまれることはなく、無言のまま目的地に着いた。



 あぁ、なんか体が強張ってきた……


 ただ、みせるだけなのに……



「なんだか緊張する~」

 でも、「なんでだよ」と言いながらくすりと笑う彼を見つめていれば、半ば緊張していた私の心も落ち着いた。