「お話終わりましたか?」


「うん……」





 なんだかあの話のあとだと目が合わせずらいし、話しにくい。





「あれ?顔が赤いですよ…?」


「えっ!?うそっ!?」





 しまったぁ!


 顔に出てしまったなんて!





 意識しまくってます、って言ってるようなもんじゃん!





「変な話でもしたんですか?」


「え、いや~…?」





 なんだかかなり疑いの目で見られてるような……?





 まさか聴かれてたわけじゃっ…!?








「誰と話してたんですか?」


「えっと、ちーちゃんだよっ!ほらっ」





 証拠の画面を彩人くんの目の前にだした。





 画面の履歴にはちゃんと『ちーちゃん』の文字がある。





 まぁ、話したひとは1割はちーちゃんだし、あながち嘘じゃない。









「・・・ねっ!?」





 それでも、疑いの目を向けてくる彩人くん。



 かなり冷や汗が出てきた…!









「本当は、近間先生と一緒にいた“林先生”と話してたんじゃないですか?」



 ギクッ!?








「そうです……」