「はぁ………」


「どうしたんですか、さっきからため息ばかりついて」


「う~ん、実は補習のことで色々あって……」










 彩人くんと手を繋いで家に帰っていた。





 本当にさっきからため息ばかりついている。





 なんだか彩人くんに申し訳ない。










「あぁ。今日説明に行ったんですよね」


「うん。そうなんだけど、イマドキの男子の扱い方がわからなくて………」


「フッ…小夜さんもイマドキのひとですよ。でも、確かに大変そうですもんね。」


「うん。」










 彩人くんは少し考えて、優しく微笑んで『ボクもいきますよ』と言った。





 聞いたときは少し驚いたけど、お願いする事にした。