「いや~、いいお湯ね~!」


「うん、気持ち~♪」










 私たちは温泉に入っていた。





 この旅行には副担任のちーちゃんも来ている。





 ちーちゃんが副担任だと聞いたときは驚いた。





 ただの図書アドバイザーだと思っていたから、副担任だなんて誰も思わなかった。





 事実、クラスの大半が驚いていた。





「・・・にしても、橘たちうるさいわよね。」


「そうだね。でも、あんなにムキになってる彩人くん初めて見たかも。」










 そう、あのあとも何かと私が関係することで言い争っていた。





 正直うるさかったけど、反面はムキになる彩人くんが見れて嬉しかった。





 あんなに可愛い彩人くんが見れたんだもん!



 嬉しい以外にことばが見つからないよぉ!










「なに、ニヤニヤしてんの~?」


「えっ!?」










 ・・・恥ずかしい/////





 あまりにも嬉しすぎて顔に出てたなんてっ………










「あら、今度は赤くなった。面白いわね♪」


「面白がらないでよ…」


「はいはい。…ウフフッ♪」





 なぜか、ちーちゃんがこちらをニヤニヤした顔で見てくる。










「何…?」


「いやぁ…小夜、今日は橘と寝るんだなぁって思ってっ!!」