彩人くんが入ってきました。





 えぇっ!?





 いや、ちょっ………










「ほら、抵抗しないでください。可愛いですから。」


「いやぁ!やめて~!!!」










 私の手を握りグイグイ引っ張り出す彩人くん。





 私が抵抗するのも虚しく、外に出されました。










「キャー!可愛いっ!」


「やっぱり有栖川さん似合う~♪」


「うちらの中で一番かもっ!!」










 みんなの意見は私の頭を混乱させた。





 なぜ可愛いとか言うの?



 丈が短すぎるよ?


 似合うはずがないよ?





 でも、そんな混乱も彩人くんにかかれば一瞬で消えてしまうのです!










「可愛らしくてよく似合ってますっ/////」


「っ!?/////」










 そのシュン顔にその言葉は反則っ/////



 私を死なせたいんですかっ!?










「あぁ~!暑いなぁ…今秋だよね?」


「うん。でも、暑いね。」


「このカップルのせいじゃない?」


「「そうよね!」」










 小さなショートコントのようなものを行い、私たちを白い目で見る方々がいらっしゃいます………










「すいません………」


「別にぃ?ちゃんと仕事はこなしてね…?」


「・・・はい。」










 すごい威圧感を味わいながら、私たちのコスプレカフェは始まった。