「ハアハア。ここまでこればもう大丈夫かしら?」
無我夢中で走ったのでだいぶ森の奥へ来たようです。
「どうして、どうして家来はあんなことをしたの?
どうして.......」
白雪姫は感情が抑えきれなくなり大きな涙をこぼして泣きました
泣いていると一匹の子ジカが寄って来ました。
「うっ.......っ。どうしたの?子ジカさん。私を慰めてくれるの?」
子ジカは白雪姫に体をこすりつけてきました
そうすると、子ジカは白雪姫を置いて歩き出してしまいました。
「待って!待ってよ!子ジカさん!私を1人にしないで!!」
白雪姫は子ジカを追いかけ、もっと森の奥へと進んで行きました。