体の神経1つ
動かすことが出来ずに


あたしは
相変わらず天井を見つめる



床が軋む音がして

あたしと天井の間に
新たに3つの顔が現れた



これで


まだ床で悶えている奏太以外の全員が
あたしを見下ろしていることになる







「一応ここには

 全員揃ってるわけだしさ・・・



 二人きりじゃないんだから・・・



 フェアにいこうぜ? 奏太。」





そう言ったのは千隼





フェア・・・?




何の話なわけ・・・?








「てことで









 俺たち全員からのご褒美」