「あたしの方が 藍なんかより ずっと遥翔くんが好きなのに・・・ なんで 遥翔くんは藍しか見ないの? どうしてあたしを見てくれないの?」 そう言って 僕の胸に顔を埋める 突き飛ばしたい気持ちと そのままにしておこうか という気持ちが入り交じる 東原の気持ちは分かるから 藍は こんなに藍のことが好きな僕に 振り向いてくれない 「お願いだから あたしを見て・・・」