みんなから少し離れたところで 壁に寄りかかって立っていた 遥翔が言った 遥翔の表情は まだこわばっている 4人は驚いたように 遥翔を見た後、あたしを見た あたしのそばにいなくても 大丈夫なのか そうあたしの顔色を 伺っているのを感じる 「俺らが帰っても大丈夫?」 千隼が優しく言った言葉に あたしは静かに頷いた