その声を聞いて 膝から力が抜け、 床に座り込む 「藍!」 奏太が あたしのそばに膝をついた 「もう大丈夫だよ・・・」 そう言って あたしを抱き寄せる あたしは力なく 奏太の胸に寄りかかった いつの間にか 龍矢と草太もそばに来ていて 2人と千隼も あたしのそばに膝をついた 「震えてる・・・」 千隼が不安げに 小さく呟くのが聞こえた 千隼の言葉で初めて 自分が震えていることに気づいた