私と5人の王子様。




その声を聞いて
膝から力が抜け、

床に座り込む




「藍!」




奏太が
あたしのそばに膝をついた




「もう大丈夫だよ・・・」




そう言って
あたしを抱き寄せる



あたしは力なく
奏太の胸に寄りかかった




いつの間にか
龍矢と草太もそばに来ていて


2人と千隼も
あたしのそばに膝をついた





「震えてる・・・」





千隼が不安げに
小さく呟くのが聞こえた




千隼の言葉で初めて
自分が震えていることに気づいた