私と5人の王子様。





2人の肩の間から
その視線の先を見ると




桐谷くんがちょうど
床に倒れたところだった



それをそばで見下ろしているのは
龍矢と草太




「俺たちの藍に
 もう二度と近づくんじゃねぇぞ」



草太の低い声が
しんとなった部屋に響いた