梅ちゃん!




「……起きろっ!」


女の顔を両手でつまむ。


「ひゃうっ!?き、桐谷君」


やっと目覚ました。


「…俺、体育だからいく。じゃあな」

「あ……っ、また、お弁当作ってもいい?」


不安そうに、目を潤ませて俺に聞く。


「……別に、食ってもいい。」


そう言い残し、教室に向かう。


まだ俺はこの時、アイツに対する思いはなかった――………





*蓮side*