翌日、専務室に呼ばれた私に、専務は「ご苦労さん」と言って、一つの結構分厚い封筒を手渡した。 


 私が、如何でしたかと訪ねると、この写真のように事は見事に終了したと事細かに説明してくれた。


 専務の顔は、窓から入る日差しに負けないほどに紅潮していた。