もし、ストーカーだったら?付き纏ってくる変なおじさん、とかだったら……私、どうすればいいの? なんて――…悩んでる間にも、足音はついてくる。 私の後ろに、ずっと。 「……………っ!!」 とうとうこらえきれなくなった私は、電灯の下で立ち止まると 制服のポケットから鏡を取り出して、反射を使って自分の後ろを見た。 そして映ったのは……40歳前後のおじさん。 おじさんは私と少し距離を置きつつも、明らかにこちらの様子を窺っている。 ……どうしよう。 これ、本当にストーカーかも…!!