だが由は私を抱き締め 「悪い」 と謝った 「そんな言葉は要らぬ」 「悪い、本当に悪い これからは浬士の事、大事にするから‥ 頼むから俺から離れないでくれ‥ ずっと傍に居てくれよ‥ 頼むから、浬士が居なくなった後、凄い胸が傷んだ‥ 本当、悪い!」 「本当に主には私が必要なのか?」 「あぁ」 私は由の服を握りしめ抱き締め返した 「由が私を必要ならば私も由が必要」 「愛してるよ浬士」 由は私を壁に押し付け腰に手を回し支え 今までに無かったようなキスをしてきた 「ん‥」