無事、HRも終わり
皆、化粧やら携帯やら何やらして聞いてなかったっぽいけど

一時限目は…
数学か

良かった。
私、数学と理科は出来る
その他は…
聞かないで欲しい、、、。
特に国語は

「ねぇ華ちゃん♪」

ん?誰?てゆーか
は、華ちゃん?

「シカト?」

話しかけて来たのは
目の前のウサギみたいな奴
頭がピンクの、
そして何気にイケメンな部類に入る方の人だと思う
でも多分…
可愛い系?

「何か用?」
と、精一杯無愛想に答えた
周りのギャルの視線が
私にめいいっぱい突き刺さってるんだもん。
「華ちゃんって可愛いよねぇー?」

はぁ?
とっぱじめから何言ってんの

「…?」

「あぁっー華ちゃんにお客さんだょ!」

来るわけないじゃない
私、ここに来たばっかりなのよ
ピンク頭、頭おかしいんじゃないかしら

「ソータその子ー?」
「超、クールビューティーじゃんか」

銀髪と青髪…
派手すぎんだろ。
そしてなぜ普通に教室へ入る?
ギャルの奇声に近い歓声がうるさいんですけど

「そうでしょ?ふふっー」

ピンク頭何の会話してんの?
もしかして私の事?
なんで、他のクラスであろう
銀頭と青頭が知ってんの…?
頭が"?"ばっかりになってたら…

「ねー華ちゃん?」

そして銀髪も華ちゃん?
馴れ馴れしい

「何か用でも?」