犯罪コレクターの独白

「じゃあ、たとえば、別所さんと僕が家の外で話しても、人間には聞こえないんですか?」

別所さんは頷いた。

「それに、指紋も」

「えっ、指紋?」

驚く私の様子に、悪戯っぽく笑う別所さん。

「透明人間が触れたものに、指紋は残らないんだ」

その言葉で、或る記憶が蘇る。