犯罪コレクターの独白

「あと、秀俊君」

「何ですか?」

幾らかの逡巡の後、別所さんは口を開く。

「君のものは君のもので、人間には見えないんだよ」

「どういうことですか?」

理解できず、問い掛けた。

「ごめん。言い方が悪かった。たとえば、君の声。君のものだから、外で話をしても、人間の耳には届かないんだ」