犯罪コレクターの独白

転機が訪れたのは、珠希が中学校に入学した頃だ。

「私もまた働きたい」

唐突に、母が言い出したのだ。

「いいよ。私、鍵っ子になっても。あ、お兄ちゃんがいるか」

「大丈夫。珠希が学校に行っている間だけ、働くから」

こうして、母はパートに出始めた。


つまり、私の自由時間が増えたわけだ。