犯罪コレクターの独白

疑問を形として表した後の私は、少し離れた自販機のゴミ箱へとスプレー缶を捨てた。

万引きと落書きの際は手袋をしていたので、証拠は残らない。

だが、裏を返せば、私の疑問から生まれた罪は、初めから存在しないものとされてしまったのだ。


悔しかった。

無意識のうちに強く唇を噛むと、じんわりと鉄の味が口内へと広がっていった。