犯罪コレクターの独白

手の平に視線を落とす。

ガムの包み紙上のキャラクターの、無邪気な笑顔。

憎らしくなり、私はゴミ箱へと叩き付けた。


私にとっては何の変化もないが、人間はいきなり包み紙が出現したように見えただろう。

幸い、周囲に人間はいなかった。

いちご味だというガムを口に放り込み、自宅へと向かう。

――苦い。なぜか、苦い。