犯罪コレクターの独白

心地よい陽射しが、私を照らしていた。

桃色の吹雪を、身体一杯に浴びる。

はらり、はらり、と散る花びらをそっと手の平に包む。

ぎゅっと握り締めたら、ぽろぽろとちぎれてしまいそうだった。


やはり、外の空気は気持ち良い。


自分に関する衝撃的な話を聞いたにも関わらず、私の心は晴れ晴れとしていた。