皮肉なことに、私は脆い欠片ばかりを集めていたのだ。

王様に言われた通り、つらさは誰でも持っているものだろう。

だからといって、犯罪で埋めても最終的には何も残らない。


真実を聞かされた時には、積み上げてきた欠片は一気に崩壊した。

脆い欠片とは、その程度のものなのだ。