「確かに、君は金で買われた透明人間、というつらい点がある。人間を憎むのも当然だろう。が、人間や透明人間に関係なく、つらさは誰でも持っている」
再び、王様は写真を取り出す。
「剛志にとっては、雅恵を、最愛の存在を亡くした、という過去だ」
私は、目を伏せた。
「けれども、つらいからといって、簡単に罪を犯してはならないのだ」
視線を落としたままの私を覗き込むようにして、王様が問い掛ける。
「どの国でも共通して、最も尊いものは何だと思う?」
再び、王様は写真を取り出す。
「剛志にとっては、雅恵を、最愛の存在を亡くした、という過去だ」
私は、目を伏せた。
「けれども、つらいからといって、簡単に罪を犯してはならないのだ」
視線を落としたままの私を覗き込むようにして、王様が問い掛ける。
「どの国でも共通して、最も尊いものは何だと思う?」



