犯罪コレクターの独白

「丁度、日本の関東地方担当者が病気で亡くなった。だから、その後釜に剛志を、と考えた」

ふと疑問が浮かんだ私の心情を察してか、王様は言葉を付け足す。

「透明人間の国は昔から平和な国だったため、他国からの侵入や攻撃が後を絶たない。よって、国民がいつでも逃げ出せる場所を確保する必要がある」

「そこが、日本なのですか?」

「ああ」

椅子から突如立ち上がった王様は、私が来ているトレーナーの左袖をまくった。