「話は、約二十六年前に遡る。この国の二人の国民が、結婚した。別所剛志、マサエ夫婦だ」
別所さんに結婚歴があったのか、と私は目を丸くしてしまった。
一方、王様はそんな私の様子などは眼中にないみたいだ。
「マサエは風雅の雅に、恵むという漢字だ。それはそれは、いい夫婦だった」
成績優秀な生徒のことを懐かしむ教師のように、王様は目を細めた。
別所さんに結婚歴があったのか、と私は目を丸くしてしまった。
一方、王様はそんな私の様子などは眼中にないみたいだ。
「マサエは風雅の雅に、恵むという漢字だ。それはそれは、いい夫婦だった」
成績優秀な生徒のことを懐かしむ教師のように、王様は目を細めた。



