犯罪コレクターの独白

現実逃避を続けたまま、父の死から一年が経過した。


私はいつも通り覚せい剤を打つと、午前中から外へ出ることにする。

マフラーを巻いていないため、冷たい風がねっとりと絡み付くように、首筋を撫でていく。

それは、まるで現在の私を責めているかのような撫で方だった。

分厚い鉛色の雲で覆われた空を見るだけで、更に陰鬱な気分になりそうだ。