犯罪コレクターの独白

一週間程度が経過した朝、一階の食卓で別所さんがいた。

「おはよう、秀俊君」

「おはようございます」

何やら難しそうな顔をして新聞を読んでいる。

大体見当はついていたものの、尋ねてみた。

「どうかしたんですか?」

「いや、この周辺で不審火が相次いでいるらしいんだよ」

予想通りだったが、好奇心に駆られ、新聞を横から覗き込む。