犯罪コレクターの独白

ご機嫌の別所さんは、私に陽気な声を掛けてきた。

「嬉しそうだね、秀俊君。よくできたいのかい?」

コーヒーをすすりながら、鼻歌でも歌い出しそうだ。

コクのあるコーヒーの香りが、部屋を満たしている。

「はい。それと、彼女ができたんです」

ゴホゴホッ、とむせたらしく、咳き込む別所さん。

「か、彼女って人間?」

「はい。そうです」

一瞬難しそうな顔付きになった別所さんは、私に尋ねる。