犯罪コレクターの独白

「丁寧語は止めたんだから、苗字で呼ぶのも駄目。知ってるよね、僕の名前」

「喜成君」

頬を赤く染める奥浜さんは、今時の中学生より純粋な心を持っていそうだ、と思ってしまう。

だから、真っ黒な心の持ち主は、遊びたくなる。

「もう一越え」

「よ、喜成」

「よくできました」

薄い氷を扱うみたいに、慎重に彼女の頭を撫でた。