犯罪コレクターの独白

「僕は普段、日本語ばかりに目を通しているので、変わったことをしてみたかっただけです。くだらない動機ですね」

「い、いいえ。理由は人それぞれですから……くだらないとは思いませんよ……」

時折詰まりながらも、私を励まそうとする奥浜さん。

八歳も私より年上にも関わらず、危なっかしい子供を見ているような心境になる。


決めた。

ただ、決意を下したのは、『臼井喜成』ではなく、『名護秀俊』だった。