犯罪コレクターの独白

「ごめんなさい。暗い話をしてしまって。臼井さんはどうなんですか?」


『名護秀俊』改め『臼井喜成』は夢追人だ。

作家という夢を追い、知り合いの営む本屋でバイトをしている。


『臼井喜成』を、私は演じているのだ。

最も、犯罪とは関係ないような存在を十九年以上装ったから、『演じること』に抵抗はない。