犯罪コレクターの独白

二次試験の面接を終えた私達は、受験地近くの喫茶店へと入った。

面接では一枚の絵が入ったカードを渡され、そこに書かれた英文を音読。

その後、カードの内容に関するものや、あまり関係のない質問が待ち構えている。


別所さんのお陰で、私には手応えがあった。

喫茶店の向かいで座っている奥浜さんは、顔色こそ然程悪くないものの、浮かない表情だ。

「私、質問に一問答えられなかったんです。単語が分からなくて」

独り言のように、呟いた。

こういう場合、私は励ますことに慣れていない。

ずるい私は、話題の転換を図るのだ。