犯罪コレクターの独白

別所さんは温かく家に入れてくれた。

「お疲れ様。今日の夕食は、ちょっと豪華にしよう」

「ありがとうございます。別所さんのお陰で、リスニングもばっちりでしたよ」

「そうか。じゃあ、ここは少し早めの合格祝いということで……」

最近、別所さんはやけにご機嫌だ。

昼間は透明人間の国とこの世界を往復しているらしく、何があったのかは分からない。

ただ、父親のような存在の機嫌の良さは、私にとっても嬉しかった。

「だけど、二次試験もあるんですよ」

「ああ、そうだった。二次試験は面接だった?」

「はい。なかなか難関そうですよ」